こんにちは、CoffeeLabです。近年はサードウェーブコーヒーやコンビニコーヒーなどの勢いもあり、外出すればおいしいコーヒーが飲めるようになりましたね。
「お店ではコーヒーをよく飲むけど、自分で淹れるのはちょっとハードルが高そう…」そう思っていませんか?実はペーパードリップなら、簡単な道具で、自宅でもお店のような香り高いコーヒーを楽しめます。この記事ではおうちでコーヒーを淹れるために必要な器具を紹介します。ちょっとハードル高いかもと思っているあなたもおうちコーヒーを始めてみませんか?
おうちコーヒーを始めるなら「ペーパードリップ」がおすすめな理由
コーヒーの抽出にはフレンチプレスやサイフォンなど様々な方法があります。抽出方法によって味の出方も様々で器具をそろえて色々な方法で抽出するのは楽しいですが、最初は結局何を用意すればいいのか迷ってしまいますよね?
【コーヒーのお話】透過式?浸漬式?コーヒーのさまざまな抽出方法の違いについて説明します
そんな家でコーヒーを淹れてみたいと思っている方におすすめなのは「ペーパードリップ」です。
ペーパードリップ
ペーパードリップはドリッパーにペーパーフィルターを付けて上からお湯を通すことでフィルターに乗せた粉をろ過して抽出します。おすすめな理由は主に以下の3点です。
道具がシンプルで揃えやすい
ペーパードリップに必要な道具はドリッパーとペーパーフィルターだけでコーヒースタンドや喫茶店だけでなく東急ハンズやカルディーコーヒーなどでもそろえることができます。
淹れ方で味の調節ができる
フレンチプレスなどの味が均一に出る抽出方法とは異なり、お湯を注ぐ速度や湯量などを調整して薄めや濃いめなどの味の調節をすることができます。ちょっとしたコツで自分の好みの味に調整できるので、いつもより更にコーヒータイムが華やかなものになるでしょう。
片付けが容易
ほかの抽出方法に比べ準備するものと片付けるものが少ないことも魅力的です。抽出後のコーヒーがらはペーパフィルターごと捨てることができ洗い物が少なく衛生的で、朝忙しいときでも簡単にコーヒーを淹れることができます。
まずそろえたい!最低限の道具一覧
前述したとおり最低限の必要な器具は簡単にそろえることが可能ですが、具体的にどんなものが必要になるのでしょうか。
ペーパードリップの際に著者が使用している器具は以下の5種類です。
- ドリッパー
- ペーパーフィルター
- ケトル
- サーバー
- コーヒーミル
- キッチンスケール
- (温度計)
中で必ず必要となる器具はドリッパーとペーパフィルターのふたつで、その他の器具は必要になったら買い足していきましょう。
ドリッパー

ドリッパーはコーヒーを抽出する際に使用する用具で、コーヒーの粉を入れたフィルターを固定するための器具です。お湯を投入することで対流が生まれ抽出されるコーヒーが下部の穴からサーバーやカップに流れ落ちる構造となっています。
内部の溝の構造により抽出される味が変わるほか穴の数などで抽出速度も変わります、材質も様々でメジャーなものではプラスチック製やセラミック(陶器)製があります。
各コーヒーメーカーが製品を販売していて代表的なドリッパーにはメリタ式・カリタ式・ハリオ式・コーノ式などがあり形状(台形型・円錐型)や内部の構造に違いがあります。
著者は主にカリタの102-DまたはハリオのV-60を使用しています。
ペーパーフィルター
ペーパーフィルターとはコーヒーを抽出する際に粉がコーヒー内に入らないようにするろ紙の事です。
基本的にどのメーカーの者を購入しても問題はないですが、ドリッパーの形状とサイズに合ったものを購入する必要があります。
著者はそれぞれのメーカーの純正品を使用しています。
ケトル

コーヒーを抽出する際に使用するやかんです。
ご家庭にある電気ケトル(T-fal)や通常のやかんでもお湯を注ぐことは可能ですが、コーヒー用のケトルは注ぎ口が細くお湯の流量などを繊細に調整できるので一段上のコーヒーを淹れることができます。
どの程度傾けたらどのくらいの勢いでお湯が出て来るかは製品の注ぎ口によって違うので個人の好みの問題となり一概にどのケトルがよいかは評価しづらいですが、コントロールのしやすさなどからハリオから売られているV60ヴォーノ等がおすすめです。
ものによってはIHに対応していない商品があったり複数買うと置き場所に困ったりするので、ご自分の台所事情と合わせて購入しましょう。
最近はコーヒードリップ用の電気ケトルとして温度調節が可能なものが増えてきており自分で温度管理をする必要がない便利なものも増えてきました。
著者は山善の電気ケトルを使用しています。
サーバー

サーバーはドリップしたコーヒーをためておくための容器で、一度に数杯分入れるときに使用します。
朝自分の分だけ入れる場合は使用せずカップに直接ドリッパーを載せて抽出しても問題ないので購入の優先順位は低いですがドリッパーを買う時に一緒に買うのがよいでしょう。
おしゃれなサーバーにコーヒーが抽出されるさまは見ているだけで気分が高揚しますよ。
コーヒーミル

コーヒーミルはコーヒーの豆を挽き粉にするための器具です、粉の状態でコーヒーを購入する場合は必要ないですが豆のまま購入する際には必要となります。
コーヒー豆は焙煎タイミングと挽いたタイミングで香りと風味が損なわれていくためおうちでコーヒーを淹れることを最大限に楽しみたいならお店から豆の状態で購入し入れる直前にコーヒー豆を挽くことをおすすめしますが、この器具がなくてもお店から購入するタイミングで粉で購入することも可能です。
サーバーと同じように見た目がかわいいのでインテリアとしても使えますが、内部の臼の部分は摩耗するため見た目が好きだからといってヴィンテージのものを使用するよりは新品のものを購入した方が無難です。
基本的な内部構造や挽き目の調整の仕方は同じものが多いのでデザインや分解のしやすさ、受け皿の容量の大きさなどで決めるのがよいでしょう。
大きく手動と電動の2種類に分類されますが手挽きの時間もあわせて楽しみたい場合は手動、一日に何杯も飲んだり手で挽くのが面倒な場合は電動がおすすめです。
著者はDeviceStyleのGB-1を使用していましたが最近ガタが来て使えなくなってしまったので今はハリオの手動ミルを使用しています。
キッチンスケール

キッチンスケールは重さや時間をはかるために使用する計測器です。
コーヒーは粉の量・抽出の際の湯量・抽出時間などの要因により味が変化する飲み物ですが特に各量と抽出時間が重要になってくるので正確にそれらを計測できるキッチンスケールは好みの味のコーヒーを淹れたい場合に必要となります。
著者はハリオのV60ドリップスケールを使用しています。
温度計
粉の量・湯の量・抽出時間のほかに特に重要になってくるのは湯の温度です、抽出時の温度は85~95度の間くらいが目安となっていて個人の好みとなってきますが温度によってコーヒーのテイストに変化が出ます。
温度を指定できるタイプの電気ケトルと違い、コンロで温めて水を温める場合はおいしく入れるために温度計が必要になります。
一定の温度で毎回入れるようになれば味のブレが減り自分の好みも把握することができます。
今日から始められる「おうちコーヒー」
いかがでしたでしょうか、おうちでコーヒーを始めてみたい場合まずはドリッパーとペーパーフィルターを購入してみましょう、1000円もしないので簡単に始められると思います。
とはいえハンドドリップは奥が深いので最初は上手に淹れることができないかもしれません、しかし何度も淹れているうちにお店で提供されるようなおいしいコーヒーが淹れれるようになりますし、ご家族や友人の好みに合わせたコーヒーを淹れれるようになるのはとてもうれしく楽しいものですよ。
その他の器具をそろえても1万円ほどで買い替えの必要もあまりないので趣味としてのコストパフォーマンスも非常に高いので是非おうちでもコーヒーを淹れることに挑戦してみてください。
好きなお店でコーヒー豆や粉を買うことは忘れずにしてくださいね!
